アルトエコについて

ガソリン代の高騰などが報道されると、燃費の良い車が欲しくなるという方も少なくないでしょう。実際に中古車市場ではコンパクトカーやエコカーが人気になっており、大型車や排気量の大きな車は敬遠されているようです。
このようなエコカーブームの昨今にあって注目されているのがJC08モード燃費で30.2km/Lというスズキアルトエコです。この車はこれまでの軽自動車の常識を覆したことでも有名ですが、例えば燃費計測テスト時の車重を軽くするため、燃料タンクをわずか20Lとした点などがあります。エンジンなどに関してはMRワゴンから搭載し始めた新世代タイプを搭載し、オイルの粘度を低くしたりして内部抵抗をこれまでになく小さくしています。ほかにも完全停車する前に稼働するアイドルストップを標準装備したり、車軸ベアリングの抵抗、ブレーキパッドとディスクの引きずりなどを低減させています。ボディ設計にかんしても、ことごとく低燃費になるような工夫がなされており、車重を20kg減したことに加え、車高15mmのダウンして空気抵抗を少なくしています。タイヤも燃費改善のために新設計の低転がりスペックを採用しています。このほかにも運転を楽しくさせるような仕組みがたくさんとりいれられており、例えば広いガラスエリアですので、曲がり角や合流などもしやすくなっています。最小回転半径が42メートルになっていますので、小回りも効きやすく工夫されています。
アルトエコは中古車でも値段が下がってきており、60万円ちょっとでも大分程度の良いものをチョイスできるようにまでにもなっています。このようにアルトエコの良い面に注目してきたわけですが、実際にのっている方の口コミなどを見てみますと、マイナス意見もあるようです。例えば燃費に関して、カタログ値と実際の燃費が違うという口コミもあります。アルトエコのホームページなどでも書かれていますが、燃費というのはどこを走るかや、アクセルやブレーキの踏み方などでもかわってしまうものです。もちろんアクセルを踏んですぐに止まってしまうような都心部より、信号のない田舎道を走ったほうが燃費が良くなるでしょう。
燃費に関してはほかの車種でも同じように変化があるものですが、エコや燃費を強調しているだけに、この点でひっかかってしまうという方も少なくないようです。実際の燃費などはインターネットサイトなどで実際の口コミなども参考にできますので、カタログ値だけでなく、そのような声も参考にしておくと良いでしょう。